現代まちづくり塾主催 みなとみらいマチ歩きのご報告

 10月17日土曜日午後1時より夕方5時の宴会まで、横浜駅東口から桜木町駅まで、みなとみらい(以下「MM」といいます)地区のマチ歩きをしました。雨が心配されていましたが、どうにか曇り空でおさまり、10名ほどで楽しく歩き通しました。

 案内役は、当NPO法人副理事長の田口俊夫です。田口は一時期、横浜市役所の担当者としてMMのまちづくりに関わったのですが、MMまちづくりの歴史的経緯をまったく知らないままでした。そこで今回、MMまちづくりの経緯を資料を発掘しながら客観的研究を始めた。その中間段階での成果の一端を、マチ歩きの中でご説明し、参加者と意見交換をしながら歩きました。

 三菱造船所を移転させ三菱地所が中心となり、責任をもてる規模で民間主体で開発を構想していました。その後、埋立規模の拡大や廃止になった旧国鉄用地の買収で公有地が増えてしまいました。MM地区は横浜駅地区と関内・山手地区をむすび、三地区が一体となって横浜の都心部として発展することを意図しました。しかし、現実的にはMM地区が突出しています。

 昭和39年の六大事業提案から50年間に亘るまちづくりですが、終わりはありません。それにしても、MMには課題があるにしても、多くの来街者で賑わい、港を臨む緑地にはゆったりした雰囲気がながれていました。

文責:田口俊夫