2017年度総会の報告

 2017年4月28日(金)午後6時から横浜市立大学・鈴木伸治教授による講演「田村明研究の視座」が始まりました。つい最近、世界銀行からの調査団が横浜市に来て、鈴木教授も横浜の都市づくりについて質問を受けました。なぜ六大事業は、田村明がわずか13年在職(1968年4月~1981年3月)しただけで、その後も市の方針として継続していったのかが不思議である、とのことでした。海外では政権が変われば担当者も政策も変わるのが普通で、しかし横浜では継続した。この詳細は後日講演録を掲載しますので、お楽しみに。 

 総会は7時より始まり、正会員総数16名中15名が出席しました。賛助会員も4名出席いただきました。総会では、2016年度決算と2017年度予算について会計担当理事よりご説明しました。2016年度決算については、監事監査を受けており、適正に処理されているとの確認を頂戴しております。

 

 2016年度は4月3日にNPO創立記念シンポジウムもあり、多数の賛助会員が研究会に加わって頂きました。2017年度も、全国の賛助会員の方々に意味のある活動を展開していきたいと願っております。また、2018年7月に予定される国際都市計画史学会IPHSの横浜大会に当研究会も参加する予定で活動を開始しています。田村明と横浜の都市づくりに関する論文(英文)発表やマチ案内(英語通訳付き)など、いくつかの貢献ができないか検討中です。横浜市側では、鈴木伸治先生がまとめ役となるので、鈴木先生とも連携しながら進めていきたいと考えます。

 

 簡単な総会の報告でしたが、今年度も皆様からのご理解とご支援を頂戴して、会員一丸となって研究活動に邁進していきたい、と願っております。よろしくお願いします。

 

(文責:本NPO法人副理事長 田口俊夫)