公民連携セミナーの開催

2025119日(日)、小雨がぱらつくなか、東洋大学国際PPP研究所と当NPO法人田村明記念・まちづくり研究会との共催で【50年を経たPPP:「ハマスタ」と「BUNTAI」」と銘打ったセミナーが開催された。悪天候にも関わらず、様々な領域で官民連携やまちづくりの実務に携わる方々や、現役の大学生まで幅広く30名以上の参加者を集めることができた。セミナーは午後に関内駅に集合し、50年の時を隔てて、近いエリアに立地しているユニークな官民連携の事例である「BUNTAI」と「ハマスタ」の現地を見て回るところからはじまった。後半は会議室にて両事例を土台として、官民連携に携わるより広範かつ具体的な論点や課題についての講演や活発な意見交換がなされた。

 

今回のセミナーの直接的な意義は、公民連携手法であるPPP (Public Private Partnership)の意義やそれに基づくスポーツ施設の可能性について考えるということであったが、同時に忘れてはならないのが、この手法の基盤となっていたのが横浜市六大事業であり、田村明がプロデュースしたという事実である。それは広い意味で「まちづくりの発想」に開かれているものなのである。今回のセミナーは完結するものではなく、むしろスタート地点である。田村明の遺したものを歴史のなかに留めず、現代の都市や人びとの間の問題を考えるための土台として、今後とも議論を重ねていきたい。