正会員意見交換会を開催しました

 正会員意見交換会を2016年5月25日(水)午後6時から8時まで、桜木町市民活動支援センター5階にて開催しました。参加者は8名で、現在の理事3名と正会員5名でした。会では6月9日(木)の総会に向け、2015年度活動報告書や決算書類についての意見交換がなされました。

 

・関根理事より、2015年度活動の総括メモの発表がありました。内容について出席者全員が了承しました。

 

・星正会員より、「世界に発信する」ことの意図と意義は何かの問題提起がありました。我々の活動は、現在のまちづくりに何らかの知見を示すものであることが必要との認識が示されました。田村明さんが苦労した都市づくりにおける中央集権的体制の打破が、地方分権化と言いながら現在も同じ状況にある。高度成長と人口増加の「拡大の時代」から、マチ仕舞いの「縮小の時代」となってきているが、地方自治体が責任をもってやるべきことは変わらない。この部分を究明したいとのお話でした。

 

・田村千尋理事と田口理事より、「世界に発信する」前には「日本に発信する」ことが不可欠との認識が表明されました。当然、その上での世界である、との理解であることが確認されました。

 

・寺澤正会員より、かつて国の官僚は自分たちが国の制約でやれなかったことを、地方自治体に促して共に進めることがあった。しかし、今は国の官僚も守りに入っているのでないか、との指摘がありました。地方の特殊解でよいものを、無理に全国に提供できる一般解にしようとするが、それは必要なのだろうか、との疑問が提起されました。

 

・また、遠藤包嗣正会員より、2017年度の事業計画はいつから作り始めるべきか、との意見表明があり、年明け1月には遅くとも始めるべき、との意見に集約されました。

 

・さらに、小林明仁正会員より、JICAで横浜の六大事業を学び直し、ベトナムに提案した事例が紹介されました。

 

 会の活動として、7月公開研究会は、遠藤包嗣正会員による『金沢臨海都市建設事業』を7月29日(金)午後6時から桜木町市民活動支援センター4階セミナールーム2号で開催することとなりました。また、8月理事会を8月22日(月)午後6時より桜木町市民活動支援センター4階セミナールーム1号で開催することとなりました。今回の意見交換会では、当研究会の活動の根幹に係わる部分について、活発な意見交換がなされました。最後に、東秀紀正会員よりも、なにしろ急いで田村明さんの業績をとりまとめたい、と所感が述べられました。

 

NPO 2016年度事業計画について
関根理事がまとめ、当日内容を確認した総括メモです。
NPO 2016年度事業計画について(16・05・25).docx
Microsoft Word 18.2 KB